2008年5月17日土曜日

The_Brian_Setzer_Orchestra

The_Braian_Setzer_Orchestraの名盤中の名盤である「The_Dirty_Boogie」は、1998年に発表されました。この作品はきわめてユニークで独創的で、ポップで、そして熱狂的に盛り上がる音楽ばかりを詰め込んだアルバムです。かつてニュー・ウェイブ、パンクシーンの台頭に伴い、より若くて自分達の世代のオリジナリティーを求めて血気盛んに騒ぎまくっていた若者たちに対して50年代のロカビリーサウンドをぶつけて80年代のムーヴメントとしたのがBrian_Setzer率いるStray_Catsでした。Brian_Setzerは今度はそのロカビリーよりもさらにさかのぼってピッグ・バンド・ジャズ、スウィング・ジャズをロカビリー魂を吹き込んで90年代に蘇えらせました。The_Braian_Setzer_Orchestraのメンバーは、ギターとボーカル担当の「Brian_Setzer」さん、サックス担当の「Ray_Herrmann」さん、「Tim_Misica」さん、「Steve_Marsh」さん、「Rick_Rocci」さん、「Don_Roberts」さん、トランペット担当の「Dan_Fornero」さん、「John_Fumo」さん、「Kevin_Norton」さん、「Dennis_Farias」さん、トロンボーン担当の、「George_McMullen」さん、「Michael_Vlatkovich」さん、「Mark_Jones」さん、「Robbie_Hioki」さん、ベース担当の「Ernie_Nunez」さん、「Tony_Garnier」さん、ドラム・パーカッション担当の「Bernie_Dresel」さんからなります。すでにこの作品の前2作でライヴにおける圧倒的な支持をとりつけていたThe_Braian_Setzer_Orchestraはこの作品により、レコードセールスの面でも大躍進を遂げ、98年10月に全米アルバム・チャート第9位を獲得しました。同時にチェリー・ポッピン・ダディーズや、ビッグ・バッド・ヴードゥーらのネオ・ビッグ・バンドも注目を集め、一つのムーブメントとなりました。このビッグ・バンド・サウンドは、まさしくアメリカン・オリジナルであり、世代を超えて受け継がれてきた伝統の音楽です。昔の世代には懐かしく、若い人には新鮮。こうして音楽のムーブメントはサイクルを描いていくのでしょう。

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