2008年5月25日日曜日

FOO_FIGHTERS

激しく思いギターサウンドと、感情をすべて発散させるようなボーカルを武器に、アメリカの国民的ロック・バンドにまでのし上がったFOO_FIGHTERS。2008年のグラミー賞においては「最優秀ハード・ロック・パフォーマンス」、「最優秀ロック・アルバム」の2部門を受賞するなど、もはや説明不要のビッグネームです。そんなスーパーバンドが、若手パンク・バンドのハイファイ・ハンドグレネイズと共に4月13日から16日にツアーで来日していました。13日には幕張メッセでの公演となりました。幕張メッセは、海浜幕張駅から徒歩約10分のところに位置する国際展示場、イベントホールです。毎年夏に開催されるSUMMERSONICの東京会場として使用されることでも知られ、大規模な来日コンサートの話題が尽きない場所です。この日はまずはハイファイ・ハンドグレネイズのアクトから公演はスタートです。ツイン・ギターが子気味よくリズムを刻む、メロディアスパンクのサウンドが、オーディエンスのテンションを高めます。程よく音が吸音された会場は、低音が暴れることもなく、スピーカーのスピード感も最適です。いい雰囲気でステージが終わると、次はいよいよFOO_FIGHTERSが登場です。この日のセットリストは1「レット・イット・ダイ」、2「ザ・プリテンダー」、3「タイムズ・ライク・ジーズ」、4「ブレイクアウト」、5「ラーン・トゥ・フライ」、6「チア・アップ・ボーイズ」、7「ディス・イズ・ア・コール」、8「スタックド・アクターズ」、9「スキン・アンド・ボーンズ」、10「マリーゴールド」、11「マイ・ヒーロー」、12「コールド・デイ」、13「バット、オネストリー」、14「エヴァーロング」、15「モンキーレンチ」、16「オール・マイ・ライフ」です。このセットのラストの「オール・マイ・ライフ」のイントロを告げるギターが鳴ると、観客はこの日一番の歓声でその興奮を表現していました。曲のさびでは、1万人ものオーディエンスが一斉にジャンプし、幕張メッセが揺れました。会場にいた誰もがロックの真髄を体感したといった感じです。ツイン・ギターで音の壁をつくりながらも、デイブ・グロールさんのシャウトをくっきりと引き立てたクリアなサウンドが、最強のライブバンドの音をまさに直接ステージに伝えていました。

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