2008年5月30日金曜日

Mastering

SACDとDVD-Audio/Videoのマスタリングをする際の話です。通常のCDのマスタリングと最も大きくことなる点は、全体の音量を抑えて控えめにする必要があるということです。CDのようにレベルを上げるのは、これらのメディア向けの処理としてはオススメできません。それはいずれのフォーマットも、マスタリング処理の後で行われるオーサリング処理でさらなるエンコーディング作業が行われるからです。そこでの作業は、いわゆる音楽CDに施すようなレベル処理だけを目的としたものではありません。当然、DVD-Videoの方がよりその傾向は強くなり、ゆえにレベルを控えめにしておかなければ、マスタリングしたばかりのオーディオ素材には存在しなかった歪みやノイズが、オーサリングのプロセスで加わるリスクが高くなってしまいます。実際、SACDの場合、過大レベルを理由にエディット済みのマスターが却下されることや、最終製品のサウンド・クオリティが台無しになってしまうことも多々あります。しかし、通常以下に抑えるべきレベルの幅はわずかで、その差はそれほど大きくはありません。また、下げるべきdBの幅を数字で正確に特定できるようなものでもありません。しかしそれでも最終的に最良の結果を得るためにはマスタリング段階で音量をやや控えめにしておいたほうがいいと言えます。この点を除けばそのほかのアプローチにCDの場合と大きな違いはありません。また、サウンドの処理を終えたあと、リファレンスをクライアントに確認していただくときのフォーマットに関してもCDと異なることがあります。まず、DVDに関しては、DVD-Audio/DVD-VideoでもDVDディスクにリファレンスを制作することが可能なので、プロジェクトに応じていずれかのフォーマットでリファレンス・コピーを作成します。ただし、ビットやサンプリングレートをリクエストされた場合は別です。ちなみにアナログ盤の場合、ラッカー盤に溝を刻んでいく、カッティングという工程がありますが、自分でアナログ盤をカッティングすることはありません。しかしカッティングするための準備としての音作りをすることはあり、その場合、全体としてはCDと同じアプローチをとりつつも、最終的なリミッティング処理を控えめにし、また全体的な音量も控えめにするのがベストです。

1 件のコメント:

chizue さんのコメント...

thank you for adding my blog ! :) i will add yours.

日本語はなせますか?
私はちょっとはなせます。