2008年5月2日金曜日

code

音楽には3大要素と言われる要素があります。それは、メロディ、リズム、ハーモニーの3つなのですが、今日はこのハーモニーの定義について書いてみようと思います。このハーモニーという言葉は「和声」という意味で、複数の音の響きや調和、あるいはそのつながりに関する理論を指す言葉です。その主なものがコードなのです。コード(和音)とは簡単に言えば「2つ以上の違う音程の音を合成したもの」です。2つの音が同時に出ていても和音と呼ぶわけなのですが、音楽理論の分類上は、3和音をコードの原型とし、これを「トライアド」と呼び、これはコードの基本中の基本なのです。トライアドの構成音は、ルート、3度、5度の3つの音なのですが、とりあえず誰もがギターを習う時に始めに教えられる「Cメジャー」というコードを例にして説明します。この「Cメジャー」はド・ミ・ソの3つの音を使うコードなのですが、ここでは「ド」がルートの音、ドレミの「ミ」が3度の音、ドレミファソの「ソ」が5度の音となります。ちなみに「Dメジャー」なら「レ」がルートの音で、「ファ」が3度、「ラ」が5度の音です。そしてこの3つの音同士の音程の違いから「メジャー・トライアド」、「マイナー・トライアド」、「オーグメンテッド・トライアド」「ディミニッシュド・トライアド」の4種類に分けられます。「メジャー・トライアド」は先ほど説明しましたが、この「メジャー・トライアド」の3度の音を半音下げると「マイナー・トライアド」と呼ばれるようになり、「Cm(シーマイナー)」となります。構成音は「ド」「ミのフラット」「ソ」ですね。そして、「オーグメント・トライアド」とは「メジャー・トライアド」の5度の音を半音上げたもので、音階でいうと「ド」「ミ」「ソのシャープ」です。そして「マイナー・トライアド」の5度の音を半音下げたものは「ディミニッシュド・トライアド」と呼ばれ、音階は「ド」「ミのフラット」「ソのフラット」です。この4つが全てのコードの原型であり、さまざまなコードがもつ基本的な性格はこの4つに分類されるということになります。世の中にたくさんある様々なコードはこの4種類の基本的な形の上にいくつかの音を積み重ねることで成り立っていると言えます。このコードの組み合わせによっては聞く人を楽しくさせたりも、悲しくさせたりもできてしまうのですから、音楽とは本当におもしろいものですね。

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