2008年4月26日土曜日

Snoop_Dogg

最近Snoop_DoggのニューアルバムEgo_Trippin'が発売されました。彼は1972年にLAで生まれ、若い頃はギャングの一員として過ごしたそうです。ギャング業からラップミュージシャンに転向したのは91年らしいのですが、すごいのが92年には西海岸の首領とも言われるドクター・ドレに見込まれレコードデビュー。その後ドクター・ドレのソロアルバムにfeateringされHIPHOP界の時の人となりました。彼の主な作品を紹介すると、1993年のSnoop_Doggy_Dogはデビュー作とは思えない意欲作で、全米ナンバーワンを獲得。1996年のThe_Doggfatherはドクター・ドレの傘下から抜けたためか賛否両論の作品。1999年のNo_Limit_Top_Doggではドクター・ドレと復縁し、西海岸よりの路線に戻っている。2002年のPaid_Tha_Cost_To_Be_Da_BossはDJプレミアとの絡みもあり、音楽性の幅が広がっているのを感じる。2004年のThe_Masterpieceはファンクとソウルの2面性をもっていてクオリティの高い仕上がりとなっている。と15年にもわたりシーンを引っ張ってきているわけですが、今回のEgo_Trippin'はこれまでの作品の中でもひときわ音楽性というものを強調したアルバムです。今までのギャングスター的なイメージからはぴんときませんが、最近のSnoop_Doggは社会に対してとても意義のある活動に力をいれているようです。そういった心境の変化がきっと楽曲に反映されているのでしょう。Snoop曰く今はナイスガイになってどんなひとにも気さくに振舞って、慎ましく生きる域に達しているそうです。彼はこの作品で初めて他人に作曲をまかせることが自分で許せるようになったそうですが、そのことがいい意味でこのEgo_Tripin'の深みにつながっていると思います。彼のHipHopを次の領域に持っていくような姿勢は周囲に波紋を呼び、この小さな可能性は今後もますます一つの路線として広がっていくと思います。また音楽活動以外では、彼自信のバスケットボール・チームを通じて地域社会を活性化させたり、ハリウッド界へ進出しての俳優活動だったりと今後もその一挙一同に目が離せません。

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