2008年4月27日日曜日

Richard_David_James

私の大好きなアーティストでもある、Afex_Twinの1992年の名作であるSelected_Ambient_Works 85-92が再発売されました。確かに名盤中の名盤で今聞いても新鮮な音ですが、なぜ今頃再発売?と思ってしまいました。しかしまぁ、この再発売をきっかけに新たにAfex_Twinの魅力を知る人が増えるのは喜ばしいことでもあります。Afex_TwinというのはRichard_D_Jamesというアーティストがたくさんもっている名義のうちの一つで一番認知度が高い名義ではないでしょうか?他にはAFXPolygon_WindowPichard_D._JamsCaustic_Windowなどが広く知られています。他にも私も聞いたことがない名義はたくさん存在し、その名義によって音質は異なるのですが、どれも彼にしか作りえないすばらしい楽曲を提供しています。Richard_D_Jamesは1971年にアイルランドで生まれたそうです。彼がAfex_Twinの名義を使い出したのは1992年にR&Sレコーズからアルバムをリリースしたときからです。1994年にはR&Sレコーズからワープに名義が移り、1996年のRichard_D._James_Albumではブレイクビーツを彼独自の感性で作り上げ、ドリルンベースという言葉を世間に広めました。私が一番影響を受けたアルバムは2001年に発表されたdrukqsというCDです。楽曲的には彼独特の予測不能なブレイクビートの上に、プリペアド・ピアノの美しいメロディを乗せ壮大なAfex_Twinワールドを作り出しています。その後の2003年の26_Mixes_for_Cashでは自分が担当したリミックス集を発表していますが、彼以外には絶対にできないような独特のセンスを感じさせてくれます。彼は現代を代表する世界で有数のアーティストであり、テクノモーツァルトなどと形容されるほどの才能を持っていますが狙ってか狙わずか、奇行癖の持ち主でもあります。戦車を所有しているのは有名な話ですが、この他にも一度もステージに姿を見せずにDJをしたり、ライブで自分のCDをそのまま再生するなどさまざまな逸話を持っています。やはり天才の類の人は常人では思いつかないことを考え付いてそれを行動に移せるのでしょうね。

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