2008年5月19日月曜日
ALLEN&HEATH
DJ_Mixerを送り出しているメーカーとしては後発組にあたるものの、高音質や高耐久性、しっかりした基本設計に加え、システム構築も柔軟に対応できることで音にうるさいクラブピープルやDJ達の信頼を勝ち取ったALLEN&HEATH。このメーカーのDJ_Mixerシリーズに、USBオーディオ・インターフェースを搭載した新製品が登場しました。ノートパソコンを活用するDJが増えている近年では非常に活用できそうなDJ_Mixerだと思います。大まかなレイアウトは非常にベーシックなもので、DJをしたことがある人ならすぐに使うことができます。Ch1/4はフォノ入力とライン入力を切り替えることができ、ch2/3はライン入力、ステレオ2系統から1系統を選択することができます。各チャンネルには3バンドのイコライザー/アイソレーター、X:FXセンドつまみなどが並んでいます。X:FXつまみはリア・パネルのX:FXセンド/リターン端子に接続した外部エフェクターを使用する際にセンド/リターン・レベルをつまみ一つで調整できます。肝心要となる音質のほうは、一言でいうととてもハイファイです。中域、低域はしっかりと腰のある音で、広域は綺麗に伸びるレンジの広さをうかがわせる音。またイコライザーはブーストとカットのカーブが違うのが大きな特徴でしょう。ブーストする時は、ハイハットやベースなど、現場において狙ったところの音を持ち上げられる感じです。一方、カットの時はアイソレーターになり、かなりばっさりと音がカットできるのでとてもミックスがしやすくなります。また付加機能として本体の右側部分にはフィルターセクションを搭載しており、各チャンネルのFILTERボタンで信号を送ることができます。HPF、BPF、LPFの3種類で、効き具合はとても自然な感じです。これはVCFタイプのアナログ・フィルターで、刺激的ながらも音楽的な温かみが感じられます。そしてUSBオーディオ・インターフェースは2イン/2アウトの仕様です。基本的には専用のアナログ入出力端子であるUSB_AUDIO IN/OUTを介して各入出力端子とケーブルを接続するという方式です。このUSBにはいろいろな使い方があるようで、Mixerからの録音はもちろんのこと、コンピューターのプラグインを外部エフェクトとしてDJMixerの音にかけることもできてしまいます。このUSBインターフェースを装備したこれからのDJ_Mixerのスタンダードとなるかもしれませんね。
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